○日本破錠?!「国債未達が招くガラガラポン」○

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■2011年03月09日 ○日本破錠?!「国債未達が招くガラガラポン」○

☆ 目 次 ☆


1.最新金融情報トピックス ~「知恵の木」流、日経ヴェリタス徹底解読~
○日本破錠?!「国債未達が招くガラガラポン」○

2.一緒に学ぼう、プラチナ時代のこと ~ アラフォーの輝ける未来のために~
○プラチナ時代の働き方について考えよう・その2○

3.ちょっと気になる話 ~ライフとマネーのQ&Aから~
○「安全な資産運用」ありますか○
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1.「知恵の木」流、日経ヴェリタス最新金融情報徹底解読
●「国債未達が招くガラガラポン」 伝説のディーラー藤巻健史●
-2011年3月6日・日経ヴェリタスp69より伊藤誠の特選記事- 

藤巻健史というと投資の世界では有名人。
日経ヴェリタス誌に今週からこの人のコーナーが新設され
毎週登場するようです。
この藤巻健史氏、私と同じことを予想されていたので
ご紹介したいと思います。

藤巻健史氏は昨年2冊の本を出版したそうです。
「日本破錠」(講談社)、
「日本破錠『その日』に備える資産防衛術」(朝日新聞社)

「日本破錠」?! 藤巻氏は次のように解説しています。
「10数年も前から日本経済新聞や日本金融新聞で
何度もこの問題を指摘し、解決策を提案してきたが、力及ばず、
すでに有効な対策を打つには時間切れ。」

1997年11月、橋本政権は
赤字削減の数値目標を盛り込んだ財政構造改革法を成立させた。

しかし、同時期に三洋証券、北海道拓殖銀行、山一證券がつぶれ、
目先の経済対策のために骨抜きとなり、
小渕内閣の時に凍結されてしまった。

97年末に397兆円だった国の借金は、
今年3月末に943兆円(2.6倍)になると予想されている。

397兆円の借金を心配していた橋本首相だったが
事態がここまで深刻化したにもかかわらず楽観論を述べる人は能天気。

楽観論の代表例として
「95%の国債は日本人が持っているから大丈夫」という説。
100%日本人が買っていた太平洋戦争時代の戦時国債は
終戦後に紙くずになったではないか。

それでは、Xデーはいつ来るのでしょうか。

藤巻氏は財務省が金融機関向けに国債を入札するときに、
売れ残りが出てしまう時であると予想しています。
(日本国が国債を買ってほしいと言っても、買う金融機関がいない状況)

ちなみに、今年個人向け国債の売れ行きは過去最低のようです。

この時、今までに経験したことのないような
「債権安・株安・円安」がおき
ガラガラポンが始まる(短い地獄の時期)。

藤巻氏は終戦時と同じような混乱が起こると予想していますが
その後がおもしろいです。

ガラガラポンを経ると、
身の丈にあった支出をする小さな政府が生まれ
大幅円安により日本は大回復するというのです。

97年アジア通貨危機で地獄をみた韓国が
(この時も超韓国ウォン安となった)
10数年後不死鳥のようによみがえったのと
同じ道のりを日本は歩むのだと・・・。

問題はその「短い地獄の時期を、どう生き抜くか」である
と提言しています。

私も、日本国債を日本人が買わない時がいつか来ると思っています。
そして、私が今回お伝えしたかったこと、それは
予想が当たるか・はずれるかは誰にもわかりませんが、
自分で予想する(ストーリーを考える)
ということが「投資」において非常に大切だと思う
ということなのです。

「投資」の仕組みって、とてもシンプルですよね
株の場合だと「上がるか・下がるか」 
為替の場合は「円高か・円安か」 
を予想して、当たれば儲けが得られます。

ところで、私は個別株(ある会社の株)への投資をほとんどしません。
参加者が少ないために、予想をしても
なぜ上がるのか・下がるのか
理由がいまひとつ明確にわからないからです。

これに対し、日本株全体については
上がった・下がった理由を
その筋の人たちが毎日解説しています。
(例えば平日毎朝9:00からのテレビ東京のモーニングマーケット)

円高・円安も同じように理由を解説してくれます。
(最近ではヨーロッパの総裁がユーロの利上げについて話したので
ユーロ高・円安になりました)

そこで私の投資手法ですが、
細かなことは考えず
世界でどの国の株が上がるか下がるかを予想しています。
それも大きく分けて、
アメリカ・ヨーロッパ・アジア・日本ぐらいで予想します。
(もちろん理由も考えます)

為替もアメリカドル・ユーロ・日本円と3つで強弱の順番をつけます。
特にドルとユーロはどちらが強いか。
最も世界の人々に関心があることなので、
この予想には必ず参加するようにしています。

簡単にいうとユーロ・ドルの取引に参加するということです。
日本人は円高・円安で一喜一憂しますが、
世界的にはユーロ・ドルの強弱が最も注目です。

もうひとつは、信頼できる人の予想をみて、
自分と同じであるかどうかチェックします。

違っていても、自分の予想を重視しますが、再考はします。
同じ予想であれば自信をもって、GOします。

私が参考にしているのは、「外国為替ディーラーの心の中」
という山岡和雅氏の毎日配信されるメルマガ。
マット今井(為替)という人のコラムも好きで読んでいます。

話を元に戻しますが
投資で重要なことは自分で理由をもって予想するということです。
藤巻健史氏の「日本破錠」もご自身の理由が明確にあります。

なぜ、日本株が今後上がるのか、下がるのか。
なぜ、為替が今後円高になるのか・円安になるのか
重要なことは「なぜ」を自分でストーリーを持ち予想することです。

金融の世界では「強い国の通貨が高く、弱い国の通貨が安い」
が常識ですが
私は、今後日本円は円安になると思っています。なぜか。

アメリカやヨーロッパ・アジアに対し
日本が強い国であると思えないからです。
ヨーロッパは弱くなる可能性があります。
理由はユーロという通貨を
強い国と弱い国で共通に使用しているからです。
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2.一緒に学ぼう「プラチナ時代」のこと~アラフォーの輝ける未来のために~
●プラチナ時代の働き方について考えよう・その2●

高齢社会白書(平成22年版)によると、
日本の労働力人口は2017年(あと6年後)に
6,217万人となると見込まれています。
2006年(5年前)と比べて440万人も減少します。

先週からプラチナ時代の働き方に焦点をあてていますが、
今回「シルバー人材センター」について調べてみました。

■ずっと気になっていました「シルバー人材センター」

シルバーの方々が駅前の自転車・自動車の整理や
取り締まりをしてくれる光景があたりまえになったのは、
いつ頃からだったでしょうか。

今や全国の市区町村にあるシルバー人材センターは、
1986年(昭和61年)に、法的に認められたことにより
全国各地でセンターの設立が飛躍的に伸びたそうです。

1996年(平成8年)には、都道府県ごとに
「シルバー人材センター連合」が指定され
シルバー人材センターはその活動拠点として位置付けられました。

2000年(平成12年)に、シニアワークプログラム事業、
2004年(平成16年)に、届出制による一般派遣労働者事業、
2008年(平成20年)に、企画提案方式事業が実施されたそうです。

地域社会に密着した「臨時的かつ短期的又はその他の軽易な就業」
をセンターが家庭、企業、公共団体などから引き受け
会員はセンターから請負又は委任の形式により仕事を引き受ける
という仕組みです。就業日数や収入の保障はないものの
高年齢者のライフサイクルに応じた任意就業
各人の希望と能力に応じた働き方ができるということです。

シルバー人材センターを取りまとめるのが
「社団法人全国シルバー人材センター事業協会(全シ協)」です。

同ホームページの動画で
シルバー人材センターの活動の様子が紹介されていました。
http://www.zsjc.or.jp/movie/fk/03/broad.html

EM菌(有用微生物群)を用いた故郷の自然環境の保護と改善への取組み、
故郷で観光ガイドの事業を起こしたり、
子育てを支援する活動などなど・・
「なんかいい感じ」と思います。
あなた様はどう感じられますか。

■「シルバー人材センター」おいくらですか?

会員一人あたりの年会費はセンターごとに定められ
年間600円から3,000円程度。

働く日数や収入(配分金)の保障はされていませんが、
時間当たり単価は800円から1200円くらい、
平均収入は概ね月5万円程度とのことです。
ということは、年間にすると60万円程度になりますね。

「シルバー人材センター」の全国会員数は約79万2千人(平成21年度)
(男性53.3万人、女性25.9万人)
収入(契約金額)は3,070億円と報告されています。
ということは、一人あたりの平均年間収入は40万円弱。

全シ協のホームページに、都道府県別の実態の統計が検索できるように
なっていました。興味深かったので、少し詳しく見てみました。

平成21年度の収入3,070億円のうち、
88%の2,707億円がお給料に
材料費等5%と事務費等7%で363億円が計上されています。

この統計で、市区町村人口 計1億2,520人のうち
60歳以上人口は3,751人(30%)であることを改めて確認しました。
最も高齢化比率の高いのは秋田県で37%に達していました。

ところで(前章までに勉強したように)プラチナ時代の生活費は
現時点でも、年金収入だけでは月5万円前後足りないとされています。

これから(厳しい)プラチナ時代を迎える人々は
シルバー人材センターからの収入平均5万円の働き方だけでなくて
もっともっと収入を生み出すビジネスモデルや働き方を
ひねり出していく必要があるのではないでしょうか。

また、お金に働いてもらう資産運用ということも
賢く取り入れていきたいですね。
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3.ちょっと気になる話 ~ライフとマネーのQ&Aから~
●「安全な資産運用」ありますか●
 
「人生で損をしないための夫婦マネー&ライフ道場」
(中村夫妻発行、伊藤誠監修)より
http://archive.mag2.com/0000111080/index.html

■【 資産運用に関するご相談 】

会社を早期退職することで、
金融資産が9,000万円になります。
(別途退職金の3,000万円を将来、企業年金で受け取る予定。)

現在、運用は会社の財形、ネット銀行の定期預金、
持ち株会等で、運用しており、はっきり言って投資知識、
センスがありません。

これから安全に資産運用するために、
ソブリンリスク、インフレリスクに備えるために、
国際分散投資が必要との話を聞きましたが、
具体的にどうすればよいか(誰に相談すればよいか、
FPまたは金融機関? どのようなポートフォリオを組めば良いか)
教えてください。お願いします。

■【 CFP伊藤からのコメント 】

こんにちは、『FP知恵の木』伊藤です。
ご相談をお寄せいただきありがとうございます!

「安全に資産運用」ということがキーワードになります。

まず、資産運用をする目的を考えましょう。大別すると、
A)資産運用をして資金が増えないと老後資金計画に不安がある
B)資産運用をしなくとも、老後資金計画に不安はない

今回のケースはBではないと想定します。
(年齢や家族構成等の情報がわからないので)

こうなると、資産を増やすことよりも
リスクを回避するほうへ軸足をおいて考えます。

ソブリンリスク

これは、日本が会社でいう倒産した場合のリスクをお考えでしょうか。
これに対するリスク回避として
US$やユーロなど世界のメジャー通貨を多少持たれてはいかがでしょうか。

インフレリスク

日本の物価がどんどん上がることですね。
これには土地や株式を多少持たれることが王道ですが、
今後数十年の間、日本で100円のものが200円・300円になることは
個人的に考えられません。(新興国ではこのようなことは起こりますが)

金融機関に相談に行かれれば、
その金融機関の商品を売り込まれるのが落ちです。
中立・公平な信頼できるFPにご相談されることをおすすめします。

またのご相談やご感想、お待ちしております。
ありがとうございました!

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