○原油価格下落、一時的か。IEAが備蓄放出、米の意思反映の見方○

FP知恵の木 無料週刊ナレッジメール バックナンバー

■2011年06月29日 ○ 原油価格下落、一時的か。IEAが備蓄放出、米の意思反映の見方 ○

☆ 目 次 ☆


1.最新金融情報トピックス ~「知恵の木」流、日経ヴェリタス徹底解読~
○ 原油価格下落、一時的か。IEAが備蓄放出、米の意思反映の見方 ○

2.一緒に学ぼう、プラチナ時代のこと ~充実人生クラブ~
○ 勉強会をやりませんか ○

3.ちょっと気になる話 ~ライフとマネーのQ&Aから~
○ 子供がいない家庭の相続は? ○

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1.「知恵の木」流、日経ヴェリタス最新金融情報徹底解読
● 原油価格下落、一時的か。IEAが備蓄放出、米の意思反映の見方 ●
-2011年6月26日日経ヴェリタスp1より伊藤誠の特選記事- 

【 ニューヨーク市場で原油先物相場が先週、大荒れとなった。
指標のWTIは23日に一時1バレル89.69ドルと約4ケ月ぶりに
90ドルを割った。国際エネルギー機関(IEA)が23日、
突如6000万バレルの石油備蓄の協調放出を発表したからだ。

放出を実施する約1カ月間は世界の原油供給が約2%強増える計算だが、
市場が驚いたのは規模というよりタイミングだ。

折しも石油輸出機構(OPEC)が8日の定例総会で
生産枠引き上げの合意を見送り、市場では原油相場への強気心理が台頭していた
だけに、ろうばい売りを誘うには十分だった。

市場は米金融政策が手詰まりとなる中、庶民の不満の種であるガソリン価格の
高騰に歯止めをかける狙いがあると読む。】 以上本文から

大荒れとはどのくらい大荒れかというと、
先週、1バレル 110ドルくらいから90ドルヘ下がりました。
日経平均でいうと、
11,000円が先週9,000円にさがるぐらいのイメージです。

我々にはあまり関係ないようなニュースのように思えますが
(しかしガソリン価格が下がりますのでお楽しみに)
世界では大きな出来事としてとらえられています。

最大の理由は「インフレ」です。
日本ではここ20年ぐらい縁のないインフレが
世界各国で起こっています。

若い方は経験したことがないと思いますので、
改めて「インフレ」についてご説明します。

インフレとは物の値段が上がる事とよく言われますが、
この説明では実感できないのではないでしょうか。

私が日本で「インフレ」を最も感じたのは、
自動販売機の缶ジュースの値段です。

もう何十年前か忘れましたが、缶ジュースが1本50円だったのが、
ある年どんどん値上がりしていったのです。
60円、80円、100円・・現在の120円と。

これは、何十年間かけてゆっくり上がったのではなく、
たとえば缶ジュース50円が、明日80円に、1年後100円へ
と値上がりしたのです。

消費者にとっては生活ができなくなってしまいます。
これが世界各国で起こっています。
米国では日本のように電車は少なく、自動車が交通手段となりますので
ガソリン価格の上昇が大きなインフレ要因となります。

これを米国が政治的に抑えたのではないかという記事です。

インフレが続く場合は現金だけを持っていると不利になります。
たとえば缶ジュース50円が明日80円に、
1年後100円と値上がりした場合、
50円を持ち続けると、缶ジュースは買えなくなります。

缶ジュース50円を飲まないで持っていると、
100円で売れるかもしれません。

これが世界の投資で起こっています。
インフレを前提にした場合、お金を物に変える投資が起こっています。
原油・金・トウモロコシ・その他いろいろな物が
投資により世界で値上がりをしています。

先週、原油が値下がりしたことにより、金も大幅に値下がりしました。

これから先、さらに世界でインフレが続くと予想すれば、
原油・金・トウモロコシ・その他いろいろな物への投資が
「当たり」となります。

世界各国は急激なインフレを望んでいません。
そこで、預金金利を世界各国は上げつつあります。

なぜ、預金金利を上げるとインフレ抑制になるかというと、
物を買って値上がりを狙うよりも、
リスクのない預金で金利をもらったほうが良い
という行動に人々が移ることを政府は狙っています。

きりがないのでこのへんでやめますが、
すべてに理由がありつながっています。

お金の量→物の値段→インフレ・デフレ
→景気→金利→株価→為替(円高・円安)

このへんの因果関係勉強会をやりませんか。

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2.一緒に学ぼう、プラチナ時代のこと ~充実人生クラブ~
● 勉強会をやりませんか ●

「充実人生クラブ」メルマガ発行人の伊藤礼子です。
いつもありがとうございます。

先日 6月14日、知恵の木の新しいパートナーである
プラスサム(Plus Sum)総研とセミナーを開催しました。

大島和隆氏(楽天投信投資顧問株式会社社長)による
「楽天USリート・トリプルエンジン(レアル)毎月分配型」の魅力 

30名の定員でしたが、40名以上の方々がご参加くださいました。 
ご出席くださいました皆さま、誠にありがとうございました!

また、知恵の木からのアンケートにも丁寧にご回答くださり
「充実人生クラブ」事業の今後にとって
たいへん貴重な数々のご感想やアドバイスをいただきました。

感激いたしました!どうもありがとうございます!

知恵の木では今後も「充実人生クラブ」事業の一環として、 
お客様の個々のニーズにしっかりとお応えしていける資産形成運用 
の勉強会やセミナーをプラスサム総研とタイアップし 
神楽サロン(http://k.d.combzmail.jp/t/hhtb/a0b4u5w0aipjx5nmtb)等にて開催する予定です。

■「充実人生クラブ」とは

One life, Your way ―あなたの人生ほど大切なものはない―  
人生の主人公であり経営者であるお客様に
その夢と幸せを実現していただくため、
知恵の木は「充実人生クラブ」事業を推進してまいります。 

「充実人生クラブ」とは、
すべての人間には平等に歳を重ねていくという事実と
日本における人口減・少子高齢化の厳しいマクロ・ミクロ経済環境のなかで
50歳からの長い人生に賢く備え、
活き活きと充実人生を謳歌していただくことを目的とするものです。 

そのための知恵を磨き、学ぶ機会をご提供させていただくとともに、 
あなたの人生設計や夢を実現するため、
主人公のあなたを専門家や企業が一貫してサポートする仕組みであります。

■勉強会をしませんか

知恵の木の得意分野は、
「難しいことをわかりやすく」お話することです。
FP知恵の木、代表のCFP伊藤誠があなたのための勉強会を開催します!

さし当って、2つの勉強会を考えています。

1つは、50代前後~団塊世代近辺の皆さまを対象とした
「金融と経済の勉強会」。
インターネットの操作、情報収集方法から
世界経済、最新投資研究、プラチナ時代の生活設計、高齢者施設事情
に至るまで、幅広い分野をわかりやすく解析、ご一緒に研究し
皆さまの実益に結びつけます。

日本の高度成長時代を築き日本経済を支えてこられた皆さまが今
立ち止まり、そのパワーを今後の充実人生に向けて発動されつつあることを
知恵の木は感じています。お役にたちたいと願っています。

平日の午後3時くらいから5時くらいまで
質疑応答がしやすいよう円卓方式で勉強し、
その後、懇親会・交流会でさらにディスカッション。
月に1~2回、半年間位で一区切り
といった構想です。

もう一つは、アラフォーのための「これから始める資産設計形成運用塾」。
アラフォーといっても20代から40代前後で
これから、ちょっとまじめに将来への備えについて考えたい
という方々向けの講座です。

普段から疑問に思っていたこと、知りたかったこと
ありませんか。
平日の夜、仕事帰りに少し時間を確保してご一緒に勉強してみませんか?
あるいは、土曜日開催のご希望などがございますか?

■あなたのことを教えてください

上記勉強会のプログラムと日程を決定するにあたってお願いがございます。

勉強会へのご参加を希望される方はこのメールにご返信のうえ、
下記の情報をいただけないでしょうか? fp@chienoki.com
(携帯からのメール送信も可能です)

○お名前
○ご住所
○ご年齢
○下記のどちらの勉強会に参加をされたいか
「金融と経済の勉強会」
「これから始める資産設計形成運用塾」
○勉強会の内容についてのご希望、期待するもの
○その他ご質問、ご感想等

なお、このセミナーは都心部での開催を前提に考えております。
本メルマガをご購読いただいている方々のなかには、
大変関心はあるが「リアルでの勉強会は無理」
という方々もいらっしゃるかと思います。

その場合、スカイプを用いたり、動画を配信したりすることもできるかなあ
と考えておりますが、そういったご希望はございますか?

fp@chienoki.com (携帯からのメール送信も可能です)
まで、ご希望やご意見をいただければ幸いです。

■One life, Your way 一度の人生、あなた流

を応援・実践していくためには、あなたのことを知らなくては実現できません。
どうぞ、あなた様のニーズをお教えください。
よろしくお願いいたします!

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■■■ あなたのお声をお聞かせください
お気づきの点、ご感想、ご意見、ご要望等々、ぜひお聞かせください!

【アンケートはこちらです!】
→ http://k.d.combzmail.jp/t/hhtb/a0b4v5w0aipjx5nmtb
【メールのあて先はこちらです!】
→ fp@chienoki.com

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3.ちょっと気になる話 ~ライフとマネーのQ&Aから~
● 年金繰り上げ受給の仕組みとは? ●

■【 年金繰り上げ受給の仕組み 】
日経新聞 (2011/6/26)より抜粋

○年金といえば65歳から受け取れるもの、と思われがちですが、
自分のライフスタイルに合わせて受給開始時期を
最大で前後5年ずらすことができます。

○年金は1ヵ月繰り上げるごとに0.5%減額されます。
受給を60歳に繰り上げた場合、5年早まるので30%減。
一度変更すると減額は生涯続き、取り消せないので注意が必要です。

○一方、受給を繰り下げた場合、1ヵ月ごとに0.7%増額されます。
受け取りを70歳に遅らせると、年金額は42%増えます。

■【 CFP伊藤からのコメント 】

年金繰り下げは年金額手取りUPの最終チャンスです。
まず、繰り上げ受給はよほどのことがない限りおすすめできません。

繰り下げはおすすめです。
特に60歳~70歳の間、収入に余裕がある場合は
年金の繰り下げ受給を検討しましょう。

例えば、
民間の保険会社個人年金が満期になり、65歳から個人年金をもらえる人。
65歳になっても、仕事をしているので給与収入がある人。
このような人は65歳から年金をもらうと、
収入が合算されて税金や健康保険が高くなります。

しかし、70歳までに就労が終了し、70歳から繰り下げ受給の年金をもらえば
支払う税金や健康保険は低くおさえられ、
さらに70歳から年金額は42%も多く受給できます。

65歳からの年金受給手続きについては、
ひと工夫する最大のラストチャンスです。

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