○商品ミニバブルは去った -QE2終了決定が高騰劇の幕引きに○

FP知恵の木 無料週刊ナレッジメール バックナンバー

■2011年07月06日 ○ 原油価格下落、一時的か。IEAが備蓄放出、米の意思反映の見方 ○

☆ 目 次 ☆


1.最新金融情報トピックス ~「知恵の木」流、日経ヴェリタス徹底解読~
○ 商品ミニバブルは去った -QE2終了決定が高騰劇の幕引きに ○

2.一緒に学ぼう、プラチナ時代のこと ~充実人生クラブ~
○ 勉強会をやりませんか ○

3.ちょっと気になる話 ~ライフとマネーのQ&Aから~
○ 同居の親と住宅ローン ○

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1.「知恵の木」流、日経ヴェリタス最新金融情報徹底解読
● 商品ミニバブルは去った -QE2終了決定が高騰劇の幕引きに ●
-2011年7月3日日経ヴェリタスp23より伊藤誠の特選記事- 

【米連邦準備理事会(FRB)が昨年11月から実施してきた
量的緩和策第二弾(QE2)が6月30日で終わった。

長期国債の購入を通じて総額6000億ドルという
大量の資金を市場に供給した一大政策は、
国際商品市場でミニバブルを発生させ、
終了決定とともにその崩壊につながった。

FRBがQE2の実施に踏み切った昨年11月以降の
主要商品の騰落を調べたところ、
銀は際立ち終了決定までの上昇率は8割を超え、
原油とトウモロコシも3割超の値上がりを記録、
その他の軒並み2桁台の上昇率となった。

米ダウ工業株30種平均も同期間に1割程度上げているが、
商品は総じてそれを上回り、QE2マネーが商品市場に
なだれこんでいった構図が透けてみえる。】以上本文から

行き場を探しているお金がどこへ行ったかという記事です。
米国は6000億ドル(日本円で48兆円)のお金を
半年間で市場に供給しました。

市場に供給したという意味は、わかりやすく言うと、
銀行に預けているお金を、自分のお財布に入れたということです。

財布にお金が入っていないと、お金を使わないようにしますよね。

ところがATMからお金を引出し、それもいつもとは違って
大金60万円を財布に入れたとしましょう。

あなたならどのような行動を取りますか?
(銀行へまた預けることはできないものとします)

米国政府は買い物をしてくれることを望みましたが、
「商品」への投資にもお金が使われてしまいました。
これにより、食品やガソリンが値上がりし、
国民の不満が湧き上がりました。

ところが、お金の供給をストップする決定をすると、
商品の価格は下がったということです。
とても分かりやすく、あたりまえの出来事です・・。

かつては、金利の上げ下げで購買意欲をコントロールしましたが、
ほとんどゼロ金利になってしまったので、
コントロールが出来なくなってしまいました。

そこで、次に考えたのが、
お金の量で購買意欲をコントロールしようとした、というわけです。
日本でも同じことを行っています。

商品先物というと「だまされる」の代名詞でしたが・・
(今でもたまに電話勧誘がありますが基本的に手を出してはいけません)
最近では株の購入と同じようにインターネットで売買することができます
(こちらはOKです)。

ETFという商品で、トヨタの株を売買するのと同じように、
金や原油やトウモロコシを売買できるのです。
欧米ではこのETF取引が大半をしめているそうです。

私も最近、金が値下がりするほうに賭けて、少し儲けました。

考えてみれば「株」が上がる・下がると予想するよりも、
「商品」が上がる・下がると予想するほうが
身近かもしれませんし、予想しやすいかもしれませんね。

「商品」の例です。
○エネルギー
○原油・灯油・ガソリン
○貴金属(金・銀・銅・プラチナ)
○食品(トウモロコシ・小麦・大豆・コーヒー・綿・砂糖)

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2.一緒に学ぼう、プラチナ時代のこと ~充実人生クラブ~
● 勉強会をやりませんか ●

「充実人生クラブ」メルマガ発行人の伊藤礼子です。
いつもありがとうございます!

さて、先週もご案内しましたが知恵の木の得意分野は、
「難しいことをわかりやすく」お話することです。そこで:

■FP知恵の木、代表のCFP伊藤誠があなたのための勉強会
「資産設計形成運用塾」を開催します!

すでに勉強会への参加表明のメールご返信をくださいました皆さま、
ありがとうございました!
貴重なフィードバックのおかげで、求められていることのイメージが
さらに鮮明になりました。

現在までのところ人数にもう少し余裕がございますので、
この機会にぜひ他の皆さまもチャレンジくださいますよう
ご案内いたします!

2つの勉強会を企画しております。

■金融と経済の勉強会

1つは、50代前後以上で「金融と経済」に関心の高い方々を対象とした
です。インターネットの操作、情報収集方法から
世界経済、最新投資研究、プラチナ時代の生活設計、高齢者施設事情
に至るまで、幅広い分野をわかりやすく解析し、ご一緒に研究し
実益に結びつけていただきます。

日本の高度成長時代を築き日本経済を支えてこられた皆さまが今
立ち止まり、そのパワーを今後の充実人生に向けて発動されつつあることを
知恵の木は感じております。お役にたちたいと願っています。

平日の午後4時くらいから6時くらいまで
質疑応答がしやすいよう円卓方式で勉強し、
その後、懇親会・交流会でさらにディスカッション。
月に1回程度、半年間位で一区切り
といった構想です。

■これから始める資産設計形成運用塾

もう一つは、「これから始める資産設計形成運用塾」。
現役世代の皆さまで、これからちょっとまじめに
将来への備えについて考えたい、
「今年こそ資産形成運用を始めるぞ!」
と決心している方々向けの講座です。

重要なポイントについては「金融と経済の勉強会」の内容と
重なる部分を設けます。

当メルマガにおいて何度も何度もお伝えしていることですが、
これからプラチナ時代を迎える若い世代には
特に厳しい現実が待ちうけています。
知恵の木はそのことが気にかかって仕方がないのです。

しかし、何事も考え方ひとつではないでしょうか。
視点をかえ、学び、新たな知恵をとりこみ
大切な人生にどのような戦略をもって臨むかによって
道は必ず開けるはずだと思うのです。

普段から疑問に思っていたことや知りたかったことはありませんか。
平日の夜、仕事帰りに少し時間を確保して
ぜひご一緒に勉強しませんか?

原則隔週の水曜日、5回で一区切りと考えています。

■あなたのことを教えてください

現在、上記勉強会のプログラムと日程を調整中ですが、
詳細を決定するにあたってお願いがございます。

勉強会へのご参加を希望される方はこのメールにご返信のうえ、
下記の情報をいただけないでしょうか? fp@chienoki.com
(携帯からのメール送信も可能です)

○お名前
○ご住所
○ご年齢
○下記のどちらの勉強会に参加をされたいか
「金融と経済の勉強会」
「これから始める資産設計形成運用塾」
○勉強会の内容についてのご希望、期待するもの
○その他ご質問、ご感想等

なお、このセミナーは都心部での開催を前提に考えております。
本メルマガをご購読いただいている方々のなかには、
大変関心はあるが「リアルでの勉強会は無理」
という方々もいらっしゃると思います。
「こんなことができたらいいなあ」といったご希望やご感想などを
ぜひご教示ください。

fp@chienoki.com (携帯からのメール送信も可能です)
まで、ご希望やご意見をいただければ幸いです。

■One life, Your way 一度の人生、あなた流

あなたのことをお教えください。
どうぞよろしくお願いします!

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3.ちょっと気になる話 ~ライフとマネーのQ&Aから~
● 同居の親と住宅ローン ●

■【 住宅ローンのご質問 】

はじめまして。
50になり、両親とも健在ですが高齢です。
私は独身、妹が一人いますが、結婚しております。

老朽化した家の建て直しを計画中です。(※同居)
費用・約2800万。
自己資金600万、親の援助800万、住宅ローン1400万。

土地・建物の現在の名義は父ですが、ローンのこともあり、
わたしの名義にて建築計画を進めております。

ある銀行へのローン申請において、公共料金の領収書が必要とのことで、
わたし名義のものをとのことですが、これまで父名義ですべて行っており、
電気・ガス等いずれにおきましても、名義変更には約2カ月かかるとのこと。
まずここをどのようにすればよろしいものかと。

次に、贈与関係につきまして、現金の援助を受けることは
父から承諾を得ましたが、建替える物件上、
建物のみをわたしの名義にし、土地についてはこれまで通り、
父の名義のままが良いのでしょうか。

8月後半に引越し~9月より取り壊し・・・
以上、宜しくお願いします。
来年3月ごろ完成の計画で進めておりますが、
ローン等、まだ白紙の状態です。

以上、宜しくお願いいたします。

■【 CFP伊藤からのコメント 】

公共料金の領収書については、金融機関に事情をお話してみてください。
多分問題ないと思います。

> 建物のみをわたしの名義にし、土地についてはこれまで通り、
> 父の名義のままが良いのでしょうか。

→そのとおりです。土地の名義を変えるには譲り受けるか、購入するか
になりますので現実的ではありません。

費用・約2800万。
自己資金600万、親の援助800万、 住宅ローン1400万。

これならば、故意的に2800万円の融資を受け、
1400万円を普通預金に預けておいて
預金連動型の住宅ローンを利用してもおもしろいと思います。

金利は差額の1400万円だけにかかり、
節税の住宅取得控除は2800万円の1%の
28万円の税金を戻すことができます。

現在年間で28万円以上の税金を支払っていれば、
検討してみる余地は大いにあると思いますが、いかがですか。

ご興味があればご説明をいたしますので、ご一報ください。

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