○2強通貨 欧州の影響軽い豪ドルに軍配○

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■2011年11月24日 ○2強通貨 欧州の影響軽い豪ドルに軍配○

☆ 目 次 ☆


1.最新金融情報トピックス 
~「知恵の木」流、日経ヴェリタス徹底解読~
○2強通貨 欧州の影響軽い豪ドルに軍配○

2.一緒に学ぼう、プラチナ時代のこと 
○大前伶子さんの「私らしい人生のしまい方」○

3.ちょっと気になる話
 ~ライフとマネーのQ&Aから~
○住宅ローン控除の条件は?○
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1.最新金融情報徹底解読 ★伊藤誠の特選記事★
■2強通貨 欧州の影響軽い豪ドルに軍配■
~2011年11月20日、日経ヴェリタスp54より~ 

■■■トピック要約

日本の個人投資家に人気の2大通貨とされる
オーストラリアドルとブラジルレアル。
欧州債務危機に端を発した世界経済の不安定化を受け
両通貨にも余波が広がっている。

対円レートでみた年初からの沸騰率は現在
オーストラリアドルが7%安と
ブラジルレアルが11%安。

レアルの下落がより鮮明なのは
ブラジルが実体経済と金融の両面で
欧州危機の打撃を受けたためだ。

ブラジルは輸出の約2割が欧州向けで
欧州景気の影響を受けやすい。

ブラジル中央銀行が、9月と10月に
2ケ月連続で利下げしたことも通貨安を招いた。
市場には予想外の利下げと映り、
海外からの資金流入が細り始めた。

相対的に堅調なのは豪ドルだ。
豪州は中国やインド向け資源輸出など
アジアとのつながりが深く、
欧州危機の影響は比較的軽い。

今月1日、豪州準備銀行が2年7ケ月ぶりに
利下げを決定し、豪ドルは急落した。
日本の個人マネーの流れも
現時点では豪ドル優位を反映している。

モーニングスターが通貨別の投資信託の
資金流出入額を調べたところ、
レアル建て投信が9月に637億円の資金流出に
転じた一方、豪ドル建て投信は6月以降、
2000億円前後の資金流入が続いている。

■■■

「対円レートでみた年初からの沸騰率は
現在豪ドルが7%安とブラジルレアルが11%安」
とありますが、グラフを見ると
7月までは両通貨とも通貨安ではなく
円に対し通貨高でさらに高い金利がついていたので
2011年年初に両通貨に投資した人は
7月まではプラスでした。

その後ギリシャ危機が本格化し欧州危機となり
9月に暴落、リスク回避で円高という流れです。

それでは米ドルに対してはどうでしょう。
為替介入以外はズルズルと円高・ドル安です。

先週も書いたことですが、
日本人は米ドルに対して円高だ、円安だと言いますが、
他の通貨に対しても円高・円安を見極めなければ
見誤ってしまいます。
(最近は少しユーロについても報道されるように
なりましたね)

世界マネーは常にどこに行けば良いか探し回っています。
現在の世界常識は危険なときは円、
景気の良いときは金利の高い通貨へ、
となっています。

ここで私のお伝えしたいポイントは2つです。

■経済・金融の常識は時代とともに変化することがある。

現在の世界常識は危険なときは円。
景気の良いときは金利の高い通貨へ。

■景気は循環する。

山・谷・山・谷・山。
少なくとも今世界景気は谷。
谷底が確認できれば円高である日本人にとっては
チャンスがやってくる。

逆に円高に向かったここ数年は日本人にとって
ノーチャンスでした。

最近、データから試算してみたのですが

米国人が2000年から日経平均に
毎月1万円を投資した場合
(じぶん年金=毎月積立投資のことです)
円高・ドル安のせいでなんとプラス6%になります。
信じられないでしょ。

ちなみに、2000年1月の日経平均は19539円。
2011年10月の日経平均は8988円、
マイナス54%です。
日本人が2000年から日経平均に
毎月1万円を投資した場合は
マイナス22%となります。

ここでも、じぶん年金・毎月積立投資の有効性が
お分かりいただけるかと思います。

12月3日と8日、じぶん年金セミナー
(参加費1000円)を行います。
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■■■
ご質問・お問合わせはどうぞこちらまで
fp@chienoki.com
お待ちしています(^^)■■■

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2.一緒に学ぼう、プラチナ時代のこと
■大前伶子さんの「私らしい人生のしまい方」■

こんにちは。メルマガ発行人の伊藤礼子です。
すべての人に訪れる50歳以降の長い人生を
安心して、ワクワクして、輝くものに!

「あなたの人生ほど大切なものはない」
そんなあなたの充実人生にとって
必要なものとは何でしょうか。

■「私らしい人生のしまい方」とは

「私らしい人生のしまい方」の著者、
大前伶子さんは、私の経営学の恩師である
大前研一教授のお姉さまであることから
以前から存じ上げていたのですが、最近
アルムナイ(同窓会)の仲間から
今月3冊目のご本を出版されたと伺いました。

「自分の人生の最後を本気で考えてみよう!」
というなんとも潔いテーマは
私のライフワークでもある
「充実人生クラブ」
に貴重な示唆やヒントを与えてくれるに違いない
と直感し、早速購入しました。

22日の出版記念講演会のご招待をいただいたので
思い切ってそちらにも出席させていただきました。

この著作で伶子さんが伝えたかったことや
その人生哲学や日々の生活で大切にされていること
などを講演で伺ってきました。

また、直にお会いしお話してその素敵なお人柄を
より身近に感じることもできました。

その時、おっしゃっていたこと:
「本を出すのもこれが最後と思って、私のすべてを
盛り込むつもりで一生懸命書いたんですよ。」

人生を最後までワクワクと
輝き続けていくためのたくさんのヒントを
勉強してきましたので、
ご紹介させていただきますね。

講演の中で伶子さんはこんなことをお話されました。
『部屋をきれいに、をモットーに生きています。
私、捨てることが大好きなんです!
捨てないと部屋は綺麗にならないのです。
年に2回、春分の日と秋分の日には
徹底的に片付けをして、たくさんの物を捨てます。

明日死んでもよいように、
ある日突然死んでもよいようにしておきたい、
それがすべてなんです。

人生の片付けも同じです。
大切なものを少しだけもっていればいいのです。

いつまでもなるべく素敵に生きていきたい。
なんて素敵な人生だったろうと思いたい。

お友達のなかには、大変な資産家の家に生まれたお蔭で
兄弟姉妹が相続をめぐって醜い争いをしている人や
親が残した財産が原因で
うつ病になってしまった人もいます。

自分にとっての財産は人とつき合えること
だと思っています。
私は人が好き。人とつき合うことが大好きです。
人と上手につき合いましょう、
それがメッセージです。』

伶子さんは、94歳になるお母さんを週1回
介護されていらっしゃるそうです。

そして、近頃はご自分の「終の棲家」についても
具体的にイメージし、ご自分の目で
シニアタウンやシニアマンションの「下見」
チェックをされているそうです。

伶子さんの「お気に入りの色はピンク」と
著書にあるのですが、講演・パーティの後、
会場に飾られていたお花をくださる、というので
見ると、5つの花をつけたピンクの薔薇が・・。

クラッシックローズの淡いピンクのその薔薇は
「伶子さんのイメージのお花だなあ」感じて
一輪いただいてきました!

さて、著書は、「整理整頓」というキーワードで、
・幸せを大きく左右する「人間関係」
・スッキリ毎日を過ごす「身の回り」
・人生をよりスムーズに生きる「情報」
・生きるための基本を作る「心と体」
のそれぞれの「整理整頓」について
素敵でおしゃれな人生の知恵が伝授されています。

伶子さんが大切にされてこられた日々の生活を
象徴するような40年も愛用のチェスト、
楽しそうなリビングとキッチン等々の写真や
おいしそうな料理のレシピなども
たくさん織り込まれています。

本の内容は、そんな日々の実践からの
人生の知恵と教えに満ちています。

「いつも死ぬ覚悟で生きる」とか
感動されたお葬式の話や
終の棲家を具体的にイメージするなど、
本の最初の頃から究極のお話がはじまりますが、
それが自然で自由におおらかに書かれています。
読んでいてなんだかほっとする本です。

すてきだなあ。そんな生き方をしたいなあ。
心からそう感じました。

私らしい人生のしまい方(大前伶子著)
http://k.d.combzmail.jp/t/hhtb/a0l7wwx0ditw1wlq9h8j4

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「じぶん年金」(毎月積立投資)について、
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講師伊藤誠は、独立FPとして10年、
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※前回までのメルマガ速報によりすでにメールにて
お申込済の方は再度のお申込みは必要ございません。

■■■
ご質問・コメントはどうぞこちらまで
fp@chienoki.com
お待ちしています(^^)■■■

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3.ちょっと気になる話 
~ライフとマネーのQ&Aから~
■住宅ローン控除の条件は?■

■【住宅ローンのご相談 】

お世話になります。

平成13年に当時仕事をしていましたA県で
新築の分譲マンションを購入、同年3月に入居し、
以降住宅ローン控除を受けています。

実は今年(平成23年)6月に
転職でH県から上京し、
もうA県には戻る予定もないことから、
控除を受けている前述のマンションを
売りに出していますが、
まだ買い手は見つかっておりません。

もし、このまま年内に売却されないとしたら、
今年の控除を受けることはできるのでしょうか?

転職にあたり、繰り上げ返済などしていないので、
控除を受ける期間は、まだこの先残っています。
また、現在は誰も住んでいません。

関連サイトでは、
「控除を受ける当年の12月13日に住んでいることが
控除適用の条件」などとありますが、
これが本当でしたら今年も含め、
これ以降はマンションが売れるまで
控除は受けられない、ということになりますが、
これは本当なのでしょうか?

■【 CFP伊藤からのコメント 】

こんにちは、『FP知恵の木』伊藤です。
ご相談をお寄せいただきありがとうございます! 

住宅ローン控除を受けられる条件として
「控除を受ける当年の12月13日に住んでいることが
控除適用の条件」は本当です。

上京して東京に住んでいるのであれば、
住宅ローン控除を受けることができません。

マンション売却で住宅ローンは完済できますか。
もしできないと売却することもできません。
ご家族も上京されたのですか。

住宅ローン控除を受けている途中に
会社から転勤辞令が出され、その結果、
単身赴任となってしまった場合、
中には住宅ローン控除が受けられなくなってしまう
のではないかと考える人もいるでしょう。

しかし、ご家族が残っていれば(=単身赴任)、
転勤期間中も本人が住んでいるものと
みなしてくれるので、住宅ローン控除が
適用されなくなることはありません。
これまで通り、還付されます。

またのご相談やご感想、お待ちしております。
ありがとうございました!

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